元宵節について

元宵節は中国の春節(旧暦の元旦)から数えて15日目の最初の満月の日となっていて、2022年の元宵節は2月15日(火)となります。
中国では元宵節が终わると、渐く新しい年が始まるという実感が涌いてきます。
元宵の元は1月、宵は夜の意味で、旧暦1月15日は新年最初の満月の夜になります。
この日、人々は新しい春の到来を祝って、提灯に火を灯し、月を眺め、提灯に贴られた谜々を当てたりしながら一家団栾して过ごします。
元宵節は灯節とも呼ばれ、汉の时代に始まりました。
唐の时代になると皇帝の宫殿や街道など、至るところに大小さまざまな提灯が饰られて「星が降るようだ」といわれる程になりました。
その后も民间の祭りとして益々盛んになり、明の时代には1月8日から18日まで10日间、火を灯し続けたそうです。
元宵節につきものの食べ物は、宋の时代から伝わる馒头のようなものです。始めは「浮元子」と名付けられていましたが、いつの顷からか「元宵」と呼ばれるようになりました。
砂糖や小豆のこしあん、胡麻、サンザシなどの木の実をもち米の粉で包み、煮たり扬げたり蒸したりしたものです。
「汤団」とか「汤円」とも呼ばれ、「団円」=「一家団栾」を象徴する食べ物とされます。
中国本土だけでなく、中国人がたくさん移住している香港や台湾、中華街のある長崎でも毎年元宵節を祝うイベントが行われています。
元宵節は、時代とともに、それぞれの国の特色を反映したランタンフェスティバルに進化しています。
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