個人輸入と商業輸入の違い

IT化発展に伴い、いろいろな中国商品を個人でも簡単にネット(タオバオアリババ、閑魚サイト等)で購入することができるようになっております。

中国の商品を購入したいですが、輸入時は個人輸入商業輸入が有ります、どんな違いが有るの?

今回は個人輸入と商業輸入の違いについてご紹介させていただきます。

個人輸入と商業輸入の最も大きな差は関税 です。
個人輸入には優遇措置がありますが、商業輸入にはありません。

商業輸入と個人輸入の関税の計算方法は下記のようになっています。

■商業輸入の場合

課税対象額(卸売価格+送料+保険+その他経費)×関税率で計算されます。
■個人輸入の場合

課税対象額(海外の小売価格×0.6)×関税率で計算された金額が関税となります。

例えば、商品が10,000円、送料・保険その他の経費が2000円で関税率が10%の場合、下記のようになります。
商業輸入:(10,000+2000)×10%=1200円

個人輸入:(10,000×0.6)×10%=600円

金額が小さい商品だと、差が感じにくいかもしれませんが、金額が大きいと、差が大きく感じます。

 

全ての商品を個人輸入すれば良いではないでしょうかと思うお客様もいらっしゃるかもしれませんが、それでは有りません。

個人輸入ではいろいろな制限が有ります。

「個人が自分のためだけに使う場合に限り個人輸入」となります。

販売、お土産にするとか、自分の為使う場合ではないと、厳密にはアウトになってしまう可能性が高い、商業輸入になります、

下記で例を挙げます。

例1)同じ商品を何回も複数で輸入すると、商業輸入になります。

例えば同じ服何回も複数で輸入することには不自然です。服はそんなに消耗品では有りません、複数も必要有りません。

 

例2)同じ商品(或いは違い商品)を大量に購入すると、商業輸入になります。

再度服を例にすると、同じ服(近い服)サイズ違いでも5枚を輸入すると、自分の為には不自然であり、商業輸入になります。

 

例3)着用では無く、興味的に同じ商品を集めるにはどうなります?

自分の興味で、観賞するため、違うサイズ違いの靴を10足を買う場合、税関の判断にもよりますが、商業用と判断される場合も有りますので、

もし自分使用であることを伝えたい場合は、管轄の税関に確認が必要です。

どうしても関税が安く計算されると利益幅が増えますので、こういう考えは止めたほうがいいです。

商業輸入を個人輸入として輸入することは脱税行為であり、違法行為なので、是非ご注意お願い致します。

飛び代行

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